DETAIL みっきーの青森うまいもん紀行
冬になるとスーパーに山積みになるりんご。甘酸っぱい香りの冬の味覚です。
今回はこのりんごのふるさと、青森県を訪ねてきました。
青森県といえば?
「りんご」「ねぶた」「寒い」「本州の端」「津軽海峡冬景色」
みなさんはどんなイメージをもたれるでしょうか。
とにかく冬の青森は雪がすごい!!
ということで、もこもこStyleで出発です。
東京から約4時間半で青森到着。
12月初旬です。
関東育ちの私には衝撃の景色。
まずは県庁の方にごあいさつです。
「青森ブランド」についてお話を伺いました。
青森の生活スタイルや、食、祭りなどの濃い文化、様々なお話を伺うことができました。
青森は豊かな日本の四季を色濃く感じることのできる街です。
そして、四季が美しい分、食べるものも旬のものが数多く見られます。
人間らしく自然体に生活できるのが、青森ブランドの魅力なのですね。
そして二日目
訪ねたのは、青森駅から車で20分ほどの場所にある、川村りんご農園さん。
お話を伺ったのは、川村りんご農園の川村美紀さん。
ここでは年間通して、158品の果物や野菜、お花を育てています。
今回は、今が旬のりんごについて、詳しくお話を聞くことができました。
11月末から12月初旬にかけて収穫されるりんごですが、雪が積もる前に収穫しなくてはなりません。
雪との戦いだそうです。
こちらが今季収穫されたりんごです。
「蜜がいっぱいだ~」
みなさん、そう思いましたね?
実はこれ、蜜ではないそうです。
その正体は「水分」。
この水分が分散されているりんごの方が甘いんですって。
糖度計で計ってみます。
このりんごは12度でした。
そこで川村さんがひとこと。
「まだまだだなあ。」
12度でも十分甘いと思うのですが、このりんご農園の常識はレベルが高いのです。
紅ふじという品種は19度まで上がるそうですよ!
その甘いりんご、普段みなさんはどのように食べますか?
6等分? まるかじり?
新しい食べ方をご紹介します。
写真のように、薄く輪切りにします。
おせんべいのようにカットすることで、お子様でもさくさく食べることができます。
ちなみに皮も一緒に食べましょう。
栄養が一番多く含まれている部分です。
このりんごから生まれた商品がこちら。
りんご100%ジュース。
水も砂糖も入っておりません。本物のりんご100%です。
無添加ですので赤ちゃんの離乳食としても効果的です。冬は温めて飲むのもお勧めですよ。
「人の味覚は3歳までに決まるの。だから、子供には本物を食べさせたい!!」
3児のお母さんでもある川村さん。お子さんに食べさせるものにはこだわりを持っています。
旬のものを、一番おいしいタイミングで食べる。それだけで食育ってできるんです。
本物の美味しさを知る、生きる上でとても大事なことだとおもいませんか?
さて、そんなりんごたち。収穫後は冷蔵倉庫に寝床を移します。
ひぇぇぇぇ。
私の背丈(156cm)の×3くらいありましょうか。一度足を踏み入れるとりんごの甘酸っぱい香りで満たされます。
山づみになったリンゴ箱は品種別にきれいに整頓されています。
こんなに高いところにどうやって積み上げたのでしょうか。
こんなりんごちゃんもいます。
私の顔より大きな・・・・いえ、同じくらいかな。
この冷蔵庫の中は温度が一定に保たれています。大体2~3度。
温度の変化があると、りんごちゃんがストレスを感じてしまうそう。
温度を一定に保つことが、熟成されたりんごを生み出すポイントになるそうです。
こうして育ったりんごは皆様のもとへ届けられるのです。
今の季節、りんご以外にも洋ナシやラフランスなどの果物も味わうことができますよ。
川村さんは、この果物を一人でも多くの人に味わってもらえるよう、実際に自ら売り場に立ち、対面販売も行います。
元は八戸出身で、結婚と同時にこのりんご農家に嫁いできました。
最初は右も左もわかりません。だって元は靴の販売をしてたんだもん。
でも、わからないことが嫌で、自分の足で動き、人より何倍も勉強しました。
「人と同じことはするな」
川村さんのお母様の教えです。
この考え方が、今のりんご農園につながっているのです。
農家の若手で作った「あおもりマルシェ」
もっと青森を知ってもらいたくて作りました。
今では沖縄の小学校までりんごの出張授業も行います。
川村さんの行動力には私も見習わなくてはなりません。
失敗を恐れず前に進む川村さんは、とても頼もしく見えました。
実は、私静岡生まれ静岡育ちなので、りんごよりみかんを食べることが多かったのですが、今ではりんごを丸かじりしています。
便秘気味の日、りんごを食べた次の日お通じがすばらしく良い!!!
女性にはうれしい効果です。
さて、青森紀行も終盤。
ここからはちょこっと観光気分でご覧ください。
青森駅近にあるわらっせ。
今年度のねぶたが展示されています。言葉では言い表せない迫力があります。
祭りの熱気を少しでも感じることができる場所です。
1年かけて作るねぶた。
今年はすぐそばで祭りの、人の熱気を感じたいと思わずにはいられません。
青森、とてもすばらしい土地でした。
食・文化・自然環境
本来の人の姿、日本人らしい生活ができる場所だと思いました。
この青森ブランド、皆様におとどけするべく、百貨店でのイベント企画をやってまいりますので、
しばらくお待ちくださいませ!!
~おまけ~
雪国に行ったら一度はやってみたかったこと。
ふわふわの雪でした。