REIKIKAKU

イベント1

mac machine

DETAIL 大人消費「リアル将棋盤」

出生数が100万人を3年連続で割り込み少子化が進む中、団塊の世代は70歳前後になり多くが仕事を辞め、成人人口(約1億人)は2020年に40代以上が8割を占める。

急速な高齢化の進展により、かつては若者が文化をつくった若者社会から、大人社会へと急展開している。
そして消費は「モノ」から、特別な時間や体験やサービスなどに価値を感じる「コト」に切り替わっている。

このように今後は、大人の消費がカギを握ると思われる。

 

 

藤井聡太くんの活躍などで、空前のブームになっている将棋。
今では、ネットゲームで簡単に出来るが、しかしネットやデジタルに苦手意識を持つ大人は多数いると思う。

そこで、昔ながらの将棋盤「リアル将棋盤」に誰とでも対戦出来る機能があったらどうだろう。

将棋盤に駒を並べて、手で駒を動かす。
相手は目の前に居る人だけではなく、全世界の人々と繋がって対戦する。

ただ便利さだけを求めるのでは無く、あえて昔ながらの物の手間に今の便利さをプラスする。

 

 

約20年後の2040年に世帯主が65歳以上の高齢世帯は4割を超え、その高齢世帯の4割は一人暮らしとなる。
孤独な高齢者が増える中で、「リアル将棋盤」を通して人とコミュニケーションをとることが「生きがい」につながる。

 

高齢者の現役引退、現役世代も働き方改革により残業が制限され、余暇に使う時間が増える。

余暇を楽しむアイテムとして、そして人とのコミュニケーションアイテムとして、

アナログとデジタルの融合
「リアル将棋盤」

大人のコト消費。
こんな物があっても、面白いのではないだろうか。

 

高橋 正史