皆さんこんにちは！東大・頭脳シェアリングのメンバーの鶴山シゲキです。

私は、いま東京大学の二年生で、経済学部にて日々勉強しております。

 

 

もしかしたら、世界が大きく変わる時代の過渡期に我々はいま立っているのかもしれないのです。

それは、『世界中の通貨が仮想通貨に置き換わるかもしれない』という未来。

 

そのような未来に備えて、今のうちからしっかり仮想通貨について理解しておきましょう！

そして、次回からは実際に仮想通貨周りで仕事をしている人や、仮想通貨に大金を投資をしている人にインタビューをしていきます。

特に、うまく時流に乗り仮想通貨投資で億万長者になった人も出てきていますので（ビットコイン長者だとか、億り人だとか呼ばれています。）

そのような人たちの『人生について思うこと』を深く聞いていきたいと思います。

 

・お金について思うこと。

・労働することについて思うこと。

・生きる意味。

・社会への貢献。

 

などなど・・・

そして、仮想通貨に関わっている人たちのリアルな価値観を紹介するとともに

今までの自分の『人生について』の考えと照らし合わせ、

共通点や差異を考え、自分の人生観を深掘りする良い機会にしたいと思います！

 

必ずや、これからの世の中を生き抜くうえでの糧となってくれることでしょう。

 

 

 

～仮想通貨の解説～

最初ということで、仮想通貨について、ざっくりと分かりやすく説明します！

あなたの身のまわりにも仮想通貨について関心を持ち始めた人が増えてきたかと思いますが、

『結局、仮想通貨ってどういうもの？』というのがわからない人も多いことでしょう。

 

最初の最初ということで、分かりやすさを優先するため厳密ではない部分もあることをご了承ください。まずは、とにかく仮想通貨がどういうものなのか、というのを掴みましょう！

 

事の発端は『ブロックチェーン』という技術が生まれたところからです。

ブロックチェーンという言葉、あなたも聞いたことがあるのではないでしょうか。

 

このブロックチェーンの技術を使えば色々なことができるのですが、すごく簡単に言ってしまうと、これを使って『超・超・完璧なセキュリティーで数字の移動をすること』ができるようになります。

なぜセキュリティーがそんなに強固かというと、すべてのやりとりが公開され、互いが互いを監視できるようになっているからなんですね。

全てのやり取りが人々に公開されるようになっているので、

例えば悪人Aさんと悪人Bさんがこっそり不正な取引で仮想通貨を増殖させようとしたりしても、

他の人々全員がそれを見て「いや、そこアウトでしょ！」と指摘できるようになっているわけです。

 

絶対に改ざん不可能と言っていいほどセキュリティが強力。

ならば、『これを使った数字の移動を、お金の移動に見立てれば良いのではないのか・・・？』という考えから生まれたのが仮想通貨です。

 

考えてみれば、確かにあなたがAmazonで商品を買い、銀行にお金を振り込むとき、

銀行にお金を振り込んだからといって、手元にあったお金が実際にトラックで運ばれ、アマゾンの会社に届くわけではないですよね。

何が起こるかといえば、あなたの口座残高の数字が減り、アマゾンの口座残高の数字が増える。ただそれだけの話です。

ならば、絶対にデータを不正に改ざんすることができないブロックチェーン技術を使ってお金の移動に見立てよう、という話です。

 

仮想通貨とは数字の移動をお金の移動に見立てる、一種の宗教のようなものといってもいいかもしれません。

 

互いが互いを監視するシステムになっていることによって、他にも利点があります。

 

なんといっても大きいのは、運営者がいらないというところ。

 

現時点ではお金の移動は、もっぱら銀行が管理していますね。

当然、銀行で働く人たちの給料を確保しなければならないわけですから、振込みのたびにいちいち手数料がかかります。

 

ですが、仮想通貨では互いが互いを監視することで成り立っているので運営が必要なく、

言ってしまえば銀行で働く人の利益を確保する必要もないので手数料がかかりません。

（厳密に言えばかからないというのは誤りで、また、今はまだ仮想通貨が不安定なこともあり、実際この間はビットコインを送るのに手数料が4000円もかかる瞬間というのもありましたが・・・このあたりの詳しい話はまた今度にしましょう。）

運営者がいないので、海外に送るのも簡単です。

普通のお金だと海外にお金を送るには国内の銀行を通し、そっから海外に送ってもらい、途中で高額な手数料をとられ…ということになりますが、仮想通貨であればどこへ送るにも手軽にできます。

 

また、銀行であれば働いている人のミスや外部からのハッキングにより人々の貯金のデータが失われ、あなたが銀行に預けていたお金がなくなってしまう・・・という可能性もゼロではないですよね。

ですが、仮想通貨であればそもそも運営がありませんし、互いが互いを監視するシステムによって

セキュリティも万全なので、このような危険はありません。

 

 

ここまで聞いてあなたも感じたと思いますが、

正直、いま世界で使われているお金と比べて、仮想通貨ってめちゃくちゃ便利なのです。

 

しかし、そんな仮想通貨でも最初は全く価値を持っていませんでした。

 

そりゃそうですよね。

いきなり怪しい男が

「なあ、数字の移動をお金の移動に見立てないか？これをお金として買ってくれないか？」

なんて言ってきても興味を示す人はほとんどいないでしょう。

 

仮想通貨が最初にできたのは2009年とけっこう昔の話です。この時にはまだまだ価値は全くありませんでした。

 

しかし、仮想通貨に可能性を見いだした人々の根強い布教活動によりようやくその実用性が世界に認知され始め、2017年には急速に世界中での支持が強まり、価値が大きく上昇したのです。

 

いよいよ、次回は、実践編に入っていきます！