DETAIL ~僕たちの未来を考える~ ~AI EXPO~
皆さん、こんにちは!
Tokyo Think Tank!代表の鶴山です。
今回は、東京ビッグサイトにて開催された
『AI EXPO』
こと、AI の展示会に参加してきました。
・なぜAIの展示会に行ってきたのか。
それは、4月後半に
『LINEを使って、企業の新卒採用の負担を極限まで減らすサービスを開発していらっしゃる企業様』
へのコンサルがあり、
そのときにAIを活かした企画を提案するためです。
・チャットボットを活かせないかと考えた
チャットボットを使って、就活自動アドバイザーサービスも作れるのではないかと考えました。
(チャットボットとは、文字を打ち込んだらその内容を判断し、適切な反応を返してくれるAIのことです。 )
実際、LINEを使った就活自動化サービスが日本中の就活生に使われるようになれば、どんどん就活生のデータが蓄積されていくわけです。
このデータを活かさない手はない。質問をすれば、膨大なデータをもとに適切なアドバイスをしてくれるチャットボットを作ることもできるのではないでしょうか。
・どこまでのレベルのものにするかが問題
チャットボットを、どこまでできるレベルのものにするかが問題です。
キーワードに反応して、条件反射で返事をしてくれる程度のものであれば、比較的安価な、予算数十万円程度で製作できるようです。
ただこれでは正直AI と呼べるのかはかなりきわどいところ・・・
逆に、がっつり文章の意味を推測しそれに反応してくれるようなチャットボットを作るとなると、予算は一気に跳ねあがります。
また、現時点では人間と自然に会話してると思えるほどの精度がないのも問題点です。
(とはいえ、この分野は日進月歩で発展しており、5年後・・・と言わず、1年後2年後にでも随分発展しているでしょうから、
あくまで現時点での話ですが。)
・私が考えたAIの未来
今回、自分はあくまで就活という部分に軸を定めて考えていましたが、
ビッグデータをもとに就活サポートができるなら、その延長線上でAIによる人生サポートも行われるようになるのではないかと考えました。
個人が、幼少期からAIに情報を入力し続ければ個人のデータも蓄積していくわけですし。
「この人は、こういう時にはAの行動を取ったときの方が幸福度が高かった」
というような情報が蓄積されていけば、それをもとに今後何をすべきかアドバイスをすることも出来ますし、
何より、世界中の人々のデータが蓄積されていけば、協調フィルタリングという手法を使って、人生のアドバイスをすることも可能かと考えました。
協調フィルタリングというのは、似た属性の人を参考にして、個人の人となりを推測する技術のことです。
例えば、
「スピッツと小田和正が好きという人は、槇原敬之も好きな可能性が高い。」
「UVERworldやAlexandrosが好きな人は、ワンオクも好きな可能性が結構高い」
といったような具合です。
わかりやすいのは、
『Amazonの関連商品』
ですね。
ある人がつりざおを買ったからといって、
「じゃあ別のつりざおも欲しくありませんか!?」
ってごり押ししてもまず買ってくれないでしょうが、
(つりざおを買っている人は、よく餌もセットで買っていくらしい・・・
てことは、釣竿を買ったこの人にも餌をおススメしたら、喜ばれるのでは?)
と判断して、提示するような感じです。
ある人の趣味趣向と近い人というのは当然世界にたくさんいるわけで
世界中の人々のデータを蓄積していけば、
「次、どのような行動をとれば、この人は満足できそうか?」
という適切なアドバイスが、データを元にできるようになるのではないかと考えました。
・すでに社会に出ている方と一対一で話してみて
今回、すでに社会に出ていらっしゃる、
しかも、AIの分野の第一線で活躍している方と一対一で話すという経験を得ることができました。
最初に名乗るときに、自分は学生であるということを明らかにしたので
学生というだけで軽くあしらわれたらどうしようかと考えていたのですが、
そのようなことはなく、快く話に対応してくださりました。
もちろん、展示会というオープンな場で会ったことも大きいのですが、
今までは、なんとなく学生と大人との間には大きな溝があるように感じていたところ
今回、実際に社会に出ている方と話してみて、意外とまともにやっていけそうな感じがしました。
考えてみれば、自分はもう成人済みです。
学生と社会人との境目も曖昧と言えるような年齢であり
社会の一員であるという自覚を持っているを持ち始めなければいけないということに気づき、意識が一気に変わりました。
それでは、4月中のコンサルもまた記事にしますので、お楽しみに!
今回もお読みいただき、ありがとうございました。
鶴山